自己破産・個人民事再生・任意整理・特別調停など、債務整理に関するお困り事はお気軽にご相談ください。
貴方の借金・・・完済できる計画は立っていますか?平 成10年の全国の自己破産申立件数は10万3803件であったところ,平成15年においては過去最高の24万2377件となりました。 平成17年は19万3179件,同18年は16万5917件で3年連続で前年の実績を下回り減少傾向にあったものの,それでも高い数値で推移しています。
昭和59年の自己破産の件数を見てみると,2万1170件であり,カード破産が社会問題化した平成4年は,4万3144件と倍増しました。
平成10年になると,いわゆる貸し渋りや貸しはがしなど,中小企業の倒産が増加し,当然,中小企業の社長をはじめ,会社で働く従業員や会社を取り巻く取引 先などが連鎖倒産するようになって,冒頭のとおり10万件台に突入し,平成15年に自己破産件数のピークを迎えることになります。
平成12度より施行された特定調停申立事件は,平成13年に29万件を超え,平成15年には実に40万件を超えました。
このように年々増加の一途を辿る主な原因は、長引く不況でリストラにあったり、自営業の方では景気の低迷により、廃業せざるを得ないといった状況が増大しているものと思われます。
それだけでは過去最高の数字に直接結び付きません。
もう一つの要因が、その苦しい状況につけこみ、利息制限法を大幅に上回る金利で莫大な利潤を得ている業者が街のあちこちに増えてきていた当時の状況があったということです。
破産事件の増大に伴っていわゆる街金も同じように比例して激増していったのです。
これら違法な高金利に手を出したきっかけは様々だと思いますが、一度手を出したら、なかなか抜けることのできない蟻地獄のようなものです。
確かに借りたものは返すのが当たり前であるいうことがある一方で、その様な高金利に手を出してしまうと、いずれ支払が不能になるという「システム」になっているのです。
だから多重債務の責任が全て自分にあると思い悩む必要はありません。
また,総量規制によって,新規に貸し出しに厳しい規制がある以上,借りては返すという自転車操業も限界を迎えるのも現実的なことです。
主婦の方は,夫の収入を証明するものがなければ規制を超える金額を借りることはできないし,内緒で借入れをしていれば,夫にお願いをして書類をもらうことなど不可能に近いものがあります。
平成22年の自己破産件数は,12万0930件となり,平成15年のピーク時より半減し,平成23年は,10万0508件と減少傾向が続いている現実もあ
りますが,最近の傾向としては,上記の総量規制により負債総額は大きな金額ではないものの,しかし,雇用情勢の不安定さ,収入の減少や失職,非正規雇用な
どの影響で収入が安定せず,大きな金額ではないものの,約定の返済ができない方も多くなってきております。
他方,ヤミ金に目を向ければ,上記自己破産の件数でも見てきたとおり,平成15が,ヤミ金の検挙件数がピークであり,検挙事件数は556件,検挙人員は1246名になっております。
ヤミ金は,自己破産の件数と同様に平成15年をピークに減少傾向が続いていたのですが,平成19年に一旦は上昇に転じたものの,それ以降は,減少が今もな お続いております。総量規制でヤミ金が増加するのではないか? という議論もありましたが,数字からはこれは伺えません。
ただし,昨今は,ソフトヤミ金や外国人の女性だけをターゲットにしたヤミ金など,態様を変えた違法業者の存在が明らかになってきており,予断は許さないところです。
まずは,ご相談に行く勇気を持ってください。
もちろん,秘密は厳守ですし,相談だけで終われば,特に誰に知られることもありません。
ご相談から,今までの自分らしい生き方への再出発が待っています。
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